過保護のカホコ(17日テレ)



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今夏のドラマは、私にしては少なめでして、4本のみ。(十分ですよね)
えっと、「過保護のカホコ」「黒革の手帳」「セシルのもくろみ」「定年女子」。
本当は、気になってるドラマがたくさんあるのですが、時間ないので、とりあえず、明らかに女性向けの見やすいものだけを。
まあ、夏は暑くてだるいので、綺麗なお着物を見たり、綺麗なモデルファッションを見てるだけでもかるーく目の保養になりますし。


とはいえ、この4本、ただただ「見やすい」だけじゃないみたいでして。
底には、それぞれ結構重く深いしっかりしたテーマが横たわっていて、
たまに、「わ・・か・・る・・」となって、眉間にとんでもないシワが寄ってしまってる瞬間があります。


例えば、「過保護のカホコ」。
両親に甘やかされるだけ甘やかされて育てられたカホコは、天然記念物的な「何もできない何も知らない」大学生で、毎日の洋服選びから送迎、お弁当まですべて母親がやってもらっている女の子。
このカホコが、恋をしたり働いたりする中で、家族とは仕事とは恋とは友人とは生きるとは。。といろんな気づきを得ていくさまを、毎週コメディタッチで描いているんですけど、

ふと気づくと、わたくし、
母親役(黒木瞳)ばかりを見てしまい、気になってしまい、いろいろと考えてしまうのです。
自分自身が、ひとの親であるとか、あと、年代的なこととかもあると思うのですが、
高畑充希さんが過保護にされている状況の、その100倍くらい、黒木瞳さんの娘への過干渉っぷりが、気になってしまいます。

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世間では一般的に、「アノコ過保護ね~~」と揶揄するときというのは、
まるで、その子の考え方が間違ってるとか甘いとかいって、その子自身をバカにして批判するようなむきがありますが、
そうではなくて、(ドラマを毎回見てるとよくわかるように)
本当は、その子ではなく、過保護にしてる母親(父親)の側に全責任がありますよねえ~。子供は悪くない。

むしろ、親のいうとおり、親の教える通りに、ずっと従って言うこときいてきた子は素直でエライな、と思ってしまいます。
戦国時代とか、昔のニッポンだったら、もっとも褒められてしかるべき、「子供としてのお手本」だったはず。親のいうことが神のごとく絶対的権威だったわけですから。親のいうこと聞いて批判されるってどゆこと!って感じですよねえ。

でも今は、特に母親の方が、特に娘さんの方に「あれこれとやかく自分の主張を押し付ける」のは、とてもよくない事とされています。
こないだの斉藤由貴さんと波瑠ちゃんのドラマのように「母親がしんどい」的な作品も増えてきましたし。

第3話は、恋をして初めて母に背く高畑充希さんの話で、
一般の皆さんは、多分高畑さん側にたって「そうだそうだ!もっと言うたれ!そんな母親ぶちのめせ!」と熱くなるいい場面です、、が、そこでも私は、なんだかもう、黒木さんが可哀想でかわいそうで。。。。なんつーか、母親もツライんだよぅ・・・的な気持ちでいっぱいになりました。
たしかに、黒木さん演じる母親が全部悪いんですけどね、自業自得なんですけどね、そんなこと本当は彼女自身もわかってるんじゃないかなあとか。わかっててやめられないんだし、やめたら自分はどうして生きて行っていいのかわかんないから怖いんだよねえとか、思ってしまう。
だって、カホコにはいっぱい味方がいるけれど、母親には1人も味方がいなくて厳しい立場なんですよ。自業自得とはいえ、なんかかわいそう~~~。

父親役の時任三郎さんも、なかなかいい味なんです。
完全に、黒木さんの尻に敷かれてて、、っていうか、舐められてて。これまたかわいそうなんです。来週は、この父親がついにパーンと切れてしまう話だそうで、それもすごく楽しみです。


と、いうわけで、
このドラマ、「家政婦のミタ」でおなじみ、遊川さんの脚本なので、本当はあちこちに頭の痛い家族の問題がてんこもり(出戻りの中年娘とか、ぼけてる老親とか夢破れた従妹とか)なのに、表面的には、かるーーいコメディタッチに仕上げてあるのが、ほんと、エライ!です。見やすくて助かります。
多分、遊川さんなので、最終話は、結局どうなったんだかスッキリしない感じで終わってしまうんでしょうけど、いいんです、途中が面白ければ。あと、登場人物全員をなぜかSNOW加工の動物に例えるシーンが頻出でうざいんですけど、でもいいんです、お話が面白いしキャストが豪華(竹内涼真くんはもうこれ以上はないくらい最高ですよね)だから。
















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Commented by weixiao214 at 2017-08-28 22:23
こんばんは~
観てますよ、最初は主題歌が聴きたくて、観ていたんですが、
高畑充希ちゃんのなんていうんだろう、音楽劇ピーターパンを演じていた時の影響なのかそのミュージカル仕込みのちょいとわざとらしいというか狂気めいたオーバーコミカル演技にはまっています。一昔前のアイドル女優路線の頃のエンクミちゃん・遠藤久美子さんの演技を思い出します。
そこにあの賀集利樹風味の純朴な竹内涼真くんがいいですね。
毒親って言葉を最近よく見かけますがそんな感じですかね、束縛系で、躾だから、親だからとそのエゴで子供を傷つける...このドラマはそういうのを遊川和彦さんらしくライトに描いている気がします。斉藤さんと波瑠ちゃんのドラマも少しみてました。
そういう作品の草分けって私の世代だと、少女漫画家の萩尾望都先生のドラマで故・川島なお美さんと菅野美穂さん主演の「イグアナの娘」だったと思います。醜形恐怖症をテーマにした作品だったと思います。
実写化されていない方の作品だと岩舘真理子先生の少女漫画も家族間の複雑な心境を描いたりしていて凄くハマりました。(岩舘さんも萩尾さんも子供の頃親と複雑な関係で悩んでいたのが影響しているそうです)
私も実は結構親の顔色伺って唇の動き一つ見逃さないようにしていつも葛藤していた記憶があります。
Commented by temuo at 2017-08-29 15:07
りりぃさま。

こんにちは! 
このドラマ、ご覧になってらしたんですね!わーなんか嬉しいです!
この記事を書いてから、どんどん佳境に入っていって、毎週ほんとに目が離せない、私にとってものすごく大事なドラマになりました! 最初は、単なるカホゴっぷりを面白おかしく時にしんみり、、、程度のドラマかとタカをくくっていたところもあるんですけど、
でも、そのわりには、周囲のキャストが豪華だなぁ~~なんて思ってたんです。そしたら、必ずどこかで泣かされてしまうような感動的なお話になっていて、もうカホゴの・・っていうドラマから離れちゃってる気がしてるんですけど、まっいいか、面白いから。と思って見ています! そうそう!竹内涼真くんは、前から有名といえば有名でしたけど、これでまた一気にスターの階段を一段登った感じがしています。あれはファンででなくても惚れてしまういい役ですよねえ。
遊川さんの、家族の問題を取り扱う作品、なんだかんだ文句いいながらやっぱり見てしまうし、やっぱり泣いてしまいます。
NHKの斉藤さんと波留ちゃんのドラマは、最初面白かったのに、なんだか失速してしまった感じが残ったんですけど、これは、またあれと違って、ぜひ最後はすっきり泣いてすっきり前向きに頑張れる話でしめてほしいと思っています! 
コメント有難うございました!
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by temuo | 2017-08-06 14:07 | Trackback | Comments(2)

K-POP記事は、http://temuo.hatenablog.jp/ の方に移りました。


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