「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」(17日本)


b0296300_20001770.jpg


いやーー面白かった。面白かった。
「あー面白かった!」と気持ちよく席を立って劇場を後にしたのは、久しぶり。
1年も前から、ずっとずっと見るのを楽しみに待っていた私。「こんなに期待しちゃうと絶対いい感想でないだろーなー」と思ってたのに。いやいや全然面白かった。すごいわ。よかった。

はっきりいって、藤原竜也という人のことは苦手なんです。
だけど、「藁の楯」「るろうに剣心」見ちゃってるせいもあって、あの韓国映画をリメイクすると聞いた時には、真っ先に「そりゃ藤原竜也だとピッタリだろーな」と思ったくらいで、本当にハマリ役だったんだろうし、実際とてもお上手だったと思います。

私は、オリジナル版を見てて(しかもそれがすごく気に入ってる)、真相も真犯人も何かも知ってて見てるわけですから、初めて見る人に比べたら、どうしても「さぁ、今回はあれをどう料理したのか見てやろう」的な、上から目線、審査員目線で見てしまうわけじゃないですか。
やっぱ、プールで泳いだりして裸体をさらすのかな的な下世話なことも含めて。(日本版には全くなかったんですけどね。あのシーン大好きだったのに)

それを考慮したのかどうかわからないけれど、藤原竜也の演技は、かなり抑え気味で意外でした。もっとこれみよがしに、緩急を大きくつけた舞台芝居をやるのかとばかり思っていたので「あれ?」と思ったのです。でも、後半はそうでもなくて。なので、きっとそういうのも計算してキャラクター作りしてるんだなあ、やっぱり上手いんだなあと。
1つ文句があるとすれば、せめて後半はバリバリの神戸弁で飛ばしてほしかったですね。もともと熱血な奴が前半頑張ってあんだけ抑えた表情してたんだから。
あとはね、これは文句じゃないけど、伊藤英明は42歳、藤原竜也35歳、なので、ちょっと22年前の事件を扱う映画としては年齢的におかしくないかなー。とか思いました。藤原さんそんなに老けてるわけでもないのに。

作品としては、最初から最後までずっと同じテンポなんです。
特に、じっくり見せる場面もなく、ポンポン「ほらよっはいよ、はいよっ」とまったく同じテンポで次の場面にうつり、最後の最後までそんな感じ。正確にいうと、緩急はあるけれど、緩の場面はそんなに長くひっぱらず、急の場面もそこまで長々とひっぱらず。という感じで、同時間のコマがたくさんあって、次の話、次の話と、ユニットで示されてる感じ。映画はその集合体なんです。
これだけドラマティックで劇場型の大きな物語を語るのに、そんなに盛り上がりとか一番の見せ場!とかを過度に作らず、そこそこの程度に抑えている作り方に、「それはないんじゃないか」という気がしながら見てたんですけど、

でもこれ、短期間に5人も連続で無残に殺されてて、しかも殺害シーンもバンバン出てくるという、結構キツいお話なんですよ。22年たった現在の方の話も、そこそこ暴力シーンがあるし、これをじっくりまったりと盛り上げて語られたら、かなりヘヴィーで見てる方も耐え難いからかな?と。なので、軽め?というと違うかもしれないけれど、できるだけドライというかクールに、残虐すぎないように淡々と事実を伝えてるのかなと思いました。
遺族の思いや事件の背景、とエモーショナルに寄せようと思えば、いっくらでも重くできる要素があるだけに、その辺はあえて1件のみにして、あとの4件のはもうほとんどでてこない、まるでゲーム感覚くらいにしておいて、「真犯人は誰なのか?」っていう大命題だけに集中させてるんだと思いました。

というわけで、肝心のその「真犯人を探せゲーム」ですが、
元の韓国映画「殺人の告白」とは、若干変えての勝負です。私個人は、珍しく、どちらもよかったと思います。オリジナルのも、今から思えばなんかリアルでよかったし、日本版も、それはちょっと無理があるのではと思わせつつまあやっぱり単純に面白いよね、と思ったし、私は、両方面白かったと思います。大満足です。

主題歌は、感覚ピエロ。これまた当然よかったです。







[PR]
トラックバックURL : http://temuo.exblog.jp/tb/26925657
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by ラビ at 2017-06-15 19:46 x
temuoさんお久しぶりです。
怒涛の記事更新うれしく思います。^^
なかなか遊びにくることができずごめんなさい。
この映画私も気になってたんです!
temuoさんがおすすめするならみなくちゃ♪
オリジナルの方は見てないんですけどね。^^;
韓国映画って残酷で残忍な描写が多くてちょっと苦手なんです。。
でもこれはストーリーが気になっていたのでリメイクされてうれしい。
藤原竜也の妖しい美しさが合ってる気がします。
カイジとかの演技がよく真似されてるからオーバーな演技は控えてるのかな?
ドラマも明日最終回ですね。ドラマオリジナルのエンディングどうなることやら。
そういえばはちみつにはまってるって言ってましたね。私もちょっと気になってますよー。
ソンミンのこともここで少し語ってもよいですか?
うーん彼のしたことはアイドルとして褒められることではないしいろいろ首かしげてしまう言動もありますが、やっぱり「ソンミンアウト」っていう言葉は強すぎて戸惑ってしまいます。
そんな存在否定のような言葉。。
スジュは芸達者な人が多いのでソンミンのこともネタにしちゃえばいいのに。
「こいつの嫁空気読めないんですよ~~」とか。w
面白おかしくネタにして、でもやっぱりソンミンは大事なメンバーですって言えばファンも納得しないかな?
そんな簡単な話ではないのですかねえ。
また遊びに来させてくださいね。ありがとうございました。^^
Commented by akebee at 2017-06-15 20:26
temuoさん、こんばんは。
わたしも先日見ました。
面白かったですね。
飽きさせませんでしたね。
オリジナルを見ていないので、いっさい予備知識なしだったんですが、
短時間といえども、あの絞殺シーンがきつかったです・・
短いからこそ、かえってエグかったなあ。

後味もわるくて、「美女と野獣」のほうを見ればよかったかな、とも思ったんですが、
劇場で見たからこそ、サイン会での場面やその他に迫力が違ったんだろうな、とも。

役者陣の熱演が光っていましたね。
藤原さん、わたしも好きな俳優さんではないのですが、
やっぱりうまいな、と思いました。

そうそう、年齢はふたりとも、せめて5歳年長でないとおかしいですよね・・

95年って、大災害や凶悪事件が続いたなって思い出させてくれた映画でもありました。
Commented by temuo at 2017-06-16 12:56
ラビさま。

こんにちは! 
これ、オリジナル見てなくても全然楽しめると思うので、機会があればぜひ! ストーリーは絶対面白いんです! でも、あの最高に暴力シーンが過激な韓国映画に比べたらまだマシとはいえ、それでも、そこそこ残虐なシーンはあるんで、そこは全部目をつぶってないといけないかもしれません!

あ、ソンミンの話ですけど、ネタにしちゃえばいい。って意見にはっとしました!
そうですよねえ。ほんといつまでも優等生ぶった発言してないで(あとはダンマリ)メンバーたちも直球にいじり倒せばいいですよね! そうだ! どうかしてると思えば「お前どうかしてっぞ」と声を出していえばいいし、嫁がおかしいと思えば「この人あの嫁に洗脳されちゃって」っていえばいいし、ソンミンはいい気しないだろうけど、客の前でそれいうだけで、かなりファンはスッキリしますよね~~。
こういうの、日本のアイドルやタレントさんは得意ですよね。もうほぼ芸人みたいな能力を備えてるし。。。なかなかむこうはそういうの難しいのかなあ。
あれですよね、きっと何事にも真面目なんでしょうね。腹が立ったら腹が立った!っていわないと気が済まないというか。。からかうという斜めからの姑息な攻撃とかもよくないけど、こういうときはいいと思いました! ほんとに!
Commented by temuo at 2017-06-16 13:07
akebeeさま。

こんにちは! 
あ、ご覧になりましたか!面白かったですよね!ほんと単純に面白かったです!
韓国映画って、バイオレンスがひどいじゃないですか。そしてやたら暗くて雨が降ってて画面が汚くて・・・・っていう場面が続くんですけど、これもオリジナルは相当ひどかったんです。おまけにアクションがまたすごくて。。これはまだマシとはいえ、やっぱり絶命するまでの数分をずっと真正面から撮影してるってのは、また違う意味でえぐかったですね。そうか、そういわれると、たしかにそういう後味は悪かったかも。。

ネタバレになるから書けなかったんですけど、元の映画のキモは、野村周平の役のひとが、「ぶさいく」だということなんです。パクシフさんという有名な「イケメン」が、もとはあのただのブサイクな男だったのか! えええっ!これ同じひと?っていうのが一番の見どころになってるんです。それなのに、野村周平が藤原竜也になったところであのオドロキはないわけで、っていうか、野村くんと藤原くんは全然顔のタイプも体格も違うじゃん・・何してくれるのん。。ていう残念感はありました。

95年いろいろありましたね。。。昨日のことのようでいて、そして大昔のような気もします。
名前
URL
削除用パスワード
by temuo | 2017-06-14 21:06 | 映画 | Trackback | Comments(4)

K-POP記事は、http://temuo.hatenablog.jp/ の方に移りました。


by temuo
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30